みちのく山奥。我が家の前。
以前にもご紹介した、山椒の木の実が、熟して色づき始めています。
もっともっと真っ赤になって、最終的には皆さんご存知の黒っぽい色になっていくのですが、今まさに、少しずつ赤くなっている真っ最中といったところでしょうか。
この実のどの部分を、どうやってあの店先に売っている粉山椒の状態にするのか。散々お世話になっておりながら、そして毎年毎年身近に眺めておきながら、あまり注意することがありませんでした。赤くなるのを通り過ぎ、黒くなって割れてくるのですが、その状態のものを収穫してすり潰したものが、市場に出回っているわけなんですね。なんとなくはわかっていましたが、さすが、素人園芸家の面目躍如といった感じです。
新芽から、若い実、熟した実、その幹まで、これほどまでにすべての部分が利用できる植物も珍しいのではないかと思います。我が家ではもっぱら、新芽と青々とした若い実だけを賞味しているのが事実で、この状態以降の実はあまり収穫していません。なので、いつ収穫しようかとやきもきすることも一切ありません。周囲50メートル以内に、おそらく十数本以上の実をつけた個体が目につきますので、もっぱらそのきれいな赤に向かって少しずつ色づくところを楽しんでいるのが本当のところです。 幸せなことに、そのくらい、我が家にとってこの木が身近だということかもしれません。
冒頭の写真の実、実はまだ赤くなる前です。2枚目の方に、その色が出始めているものがあるのが見て取れるでしょうか。
もっともっとこれから真紅に近くなっていきますので、その時にまたご紹介することを約束します。ずぼらでいい加減な報告者ではありますが、このちょっとずつ色づいていく楽しさを、是非皆さんと共有したいと思います。ご了承ください。
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