色づく個性。とうがらし。

もうすぐ九月です。あんなに暑かった日々が、うそのように、朝晩気持ちのいい涼しい空気に包まれています。

みちのく山奥、我が菜園。

種類はわかりませんが、トウガラシが色づき始めています。家庭菜園はしていても意外と彼らを育てている方は少ないのでは?

我が家でも、ここ数年育て始めています。育ててみて、そして実がなってみて初めて気が付いたのですが、彼らピーマン系の植物の色づき方、個性的過ぎると思います。

隣はまだ真緑なのに隣は既に真っ赤。大きさも生っている場所もそれほど変わらないのにです。百歩譲って、大きさやその場所が違っているのなら納得はできるのですが、なぜこんなに唐突に色がついていくのでしょう。一晩二晩で変わってしまうとか?

絵を志す者の端くれとして、この色づき方、不思議です。考えると眠れなくなってしまうというか、一晩中見張っていたくなってしまいます。どの順番でどんな風に赤くなっていくのか、ちょっと茶色い個体があるので、すこしヒントを匂わせてもいるようですが、まさに、個性とはこのことでしょうか。声高に叫ばずとも、黙ってそれぞれの美しさ発揮に向かって実力行使、 色とりどりのパーソナリティー、実現! という感じです。

「世間の評価を気にする前に、まず自分自身の個性を最大限に大事にしろということかもしれない。トウガラシ一本にも学ぶところはあるのう。」などと、山奥の誰もいない静かな畑で、おじさんが一人悦に浸っておりました。

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青 ねおんちゃん
本業、絵描きです。 みちのくの、そのまた奥の、とある国定公園の森の中。 ハーブとバラと野菜とモノづくりをこよなく愛し、追い求めて幾星霜。 みなさんに発信したいことが、今、山ほどあります。
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